糖尿病

このページでは、人間ドックの項目のひとつ血液検査で血糖値を調べることでわかる糖尿病について、その予防と検査の重要性について説明しています。

糖尿病の可能性を見つける最善の方法

糖尿病はその名の通り、尿中に糖が出ることから名づけられました。江戸時代の医者は、お殿様の尿を実際に舐めて病気の発見に努めたそうですが、糖尿病の人の尿にはアリが群がってくるという話も実際にあるそうです。ただ尿に糖が混じるだけではなく、血液の中に糖が増えすぎているという状態にあるのです。

本来体内に取り込まれた糖はインスリンというホルモンによって分解されます。しかし何らかの理由でこの機能がうまく働かなくなり血液が高血糖になり、さらに尿に糖が排泄されてしまいます。

糖尿病には元々インスリンの分泌がうまくいかない1型と、糖分の摂取が多すぎて起こる2型、そして腎臓の機能が低下したために尿に糖が排出される腎性糖尿病の3つのパターンがあります。

尿糖値と血糖値−糖尿病の目安となる検査数値

糖尿病にかかっているかを見つけるには、血液検査と尿検査が最も一般的です。

人間ドックの検査では、以下の数値を調べることにより糖尿病の診断を行います。

  • 血液検査…「血糖値」「HbA1C」
  • 尿検査…「尿糖値(尿の中に含まれる糖の値)」

なぜ糖尿病は早期発見が必要なのか

糖尿病は静かに病状が進行します。初めは自覚症状がないことから「何かおかしい」という異常に気づいた時にはかなり進行していた、という人もいる病気です。

糖尿病で最も恐れられているのは高血糖や尿糖ではなく、そこから起こる合併症です。

  • 失明…糖尿病性網膜症は成人の失明の主な原因となっていて視力矯正はできません。
  • 腎機能の悪化…尿毒症に罹り腎臓透析をしなければ生きていくことができなくなります。透析の原因の第1位となっています。
  • 手足の痺れ…全身に神経症状が表れますが、特に手足に多く見られます。感覚が鈍るためにけがや火傷に気付かなかったり、傷が治りにくいという特徴もあります。悪化すると指や脚が壊死してしまうこともあります。

このように糖尿病は悪化すると非常に大きな障害をもたらし、日常生活に問題を抱えることになります。ですからできるだけ早い段階で発見することが大切なのです。

そのためにも定期的に人間ドックで検査を受けることが有効だといえます。

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