MRI(磁気共鳴画像)

精密検査や人間ドックで行われるMRI(磁気共鳴画像)。この検査の内容とどのような病気がわかるのかを解説しています。

MRI(磁気共鳴画像)とはどんなものか

MRIは正式には磁気共鳴画像診断装置(Magnetic Resonance Imaging)といいます。MRIを受けたことのある人はご存知ですが、丸いトンネル型の機械の中に入って検査を行います。

体の中を撮影する時、これまではレントゲンやCTなどのX線を用いた方法が一般的でしたが、MRIはX線を使わず磁気を使って撮影をするものです。簡単に言うと、撮影するトンネル型の機械は大型の磁石のようなもので、体の中にある水素原子がそこから出た磁気に反応して電波を出しそれをコンピュータで画像化したのがMRIによって得られる画像です。

ただ狭い空間が苦手な人や恐がりの人の中にはドーム型の機械が苦手な人があり、最近では改良型のオープンな形の撮影機もできました。

X線を使わないため安全性が高いことや体のどの方向からでも撮影ができるので体内のさまざまな部位の検査に活用することができます。

また、MRIと同じようなものにMRAがあります。これはMRIでは分かりにくかった、実際に血液が流れている血管の状態を見やすくしたものをいいます。特に脳の検査では、脳の血管を立体化することで病気の早期発見に役立ちます。

MRI(磁気共鳴画像)でわかること

MRIはどんな向きや位置でも撮影することができるので幅広い病気や怪我を見つけることが可能になります。

一般的には脳、脊椎、四肢、下腹部に分けて行われます。具体的な例を挙げてみましょう。

頭から首まで(頭部MRI・脳MRI)

  • 脳血管障害…脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、解離性動脈瘤、血管腫など
  • 目…眼球、眼窩内の病気
  • 耳…聴神経の腫瘍や病気
  • その他・・・脳腫瘍、下垂体炎、ヘモクロマトーシス、三叉神経痛、顔面けいれん、外傷、副鼻腔の病気、咽頭・口頭・口腔・唾液腺などの病気

胸部MRI

  • 肺…肺がん、結核、胸膜の病気、腫瘍など
  • 循環器…大動脈瘤、大動脈剥離など

下腹部(腹部MRI・下腹部MRI)

  • 肝臓・膵臓・胆のう…肝がん、膵がん、胆のうがん、結石、のう胞性腫瘍など
  • 腎臓…腎がん、腎盂がん、腎のうがんなど
  • その他…臓器の大きさや形態異常
  • 骨盤…膀胱がん、子宮がん、子宮筋腫

四肢

  • 脊椎…椎間板ヘルニア、椎体脊髄腫瘍、
  • 腕や脚、手足…骨折など

頭部MRAでわかること

脳ドックなどでもよく行われている頭部MRAではどのような病気がわかるのかを紹介します。

脳の血管の異常

  • 脳動脈瘤
  • くも膜化出血
  • 血管の狭窄血流異常

こういった重篤な脳血管の病気を早期に発見するのに大変役立つのがMRAです。 

PAGE TOP