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医師が考える人間ドックを受けるべき年齢は40代

全国の3,300人の医師たちに対し、「人間ドックは何歳から受けるべき?」というアンケート調査を行ったところ、全体の56%にあたる医師が「40~49歳」と回答しました。[注1]

40代ならまだ現役でバリバリ働いており、会社勤めの人なら年に1回の定期健診も欠かさず受診しているはず。それなのになぜ半数以上の医師が40代での人間ドック受診を推奨するのでしょうか?

[注1]参照元:Forbes JAPAN

40代になると老化現象が進み老眼やピロリ菌感染のリスクが上がる

老化の進行が顕著になり早い人は40代半ばで老眼になるケースも

老眼といえば50代や60代のシニア世代のイメージがありますが、実際は40代から目の老化が進むケースも珍しくありません。[注2]

現代の40代は見た目も若々しく、仕事もプライベートも活発にこなす印象がありますが、体の老化を特に意識しはじめる年齢でもあります。

どの部位でも老化現象はほぼ同時に進行していくので、どこか1つ体の衰えを感じたら人間ドックを受けるサインだと思っておいた方がよいでしょう。

[注2]参照元:日本眼科医会

ピロリ菌感染率が高くなる

ピロリ菌は胃がんの発生原因として知られていますが、日本人は特にその傾向が強く、感染症を原因とした胃がん患者のうち、実に9割がピロリ菌感染によるものと言われています。[注3]

ピロリ菌は早い場合、10代から感染することもありますが、年齢が上がるごとに感染率は高くなり、40代以降になると2割前後、60代では5割にまで上昇するという研究結果も報告されています。[注4]

別の研究では、平均8年間の経過観察におけるピロリ菌感染例1,246例のうち、2.9%は胃がんを発症したのに対し、ピロリ菌に感染していなかった280例には胃がんの発生が確認されなかったというデータ[注5]もありますので、ピロリ菌感染率が高くなる40代は胃がんの発症率が上昇するか否かの境界線と言えます。

ピロリ菌感染の有無は一般健診では調べることができませんので、人間ドックのピロリ菌検査を受けることが大事です。

[注3]参照元:がん治療新時代WEB

[注4]参照元:厚生労働省 ヘリコバクター・ピロリ除菌の保険適用による胃がん減少効果の検証について[pdf]

[注5]参照元:日本臨床内科医会 ピロリ菌感染症[pdf]

生活習慣病を引き起こす生活習慣の乱れは人間ドックで解決

生活習慣の乱れと言うと、若さに任せて無茶な生活を送っている若者に多いというイメージがありますが、実際は若者に限らず、40代になって生活習慣が乱れてくる人も多くいます。

原因は激務とホルモンバランスの乱れ。40代にもなると職場で責任ある地位につかされることも多く、残業が増えたり、ストレスで暴飲暴食に走ったりする人は少なくありません。

また、女性は更年期症状が現れる頃で、憂うつな気分なったり、イライラしたりする気持ちが生活習慣の乱れにつながることもあります。

若い頃は体力があるので乗り切れますが、40代はすでに体の衰えが始まっているため、生活習慣の乱れがそのまま病気のもとになる可能性大です。

具体的には、糖尿病や高血圧、脂質異常症など、いわゆる生活習慣病にかかるリスクが高くなり、ひいてはがんや脳血管疾患、心臓病などの重病を引き起こす大きな原因となります。

人間ドックを受けることは生活習慣を見直すきっかけにもなる

山梨医科大学保健管理センターが実施した人間ドック受診者に対する生活習慣および食事についての調査によると、人間ドックを受診した人ほど5年後の生活習慣改善度が高くなるのだそうです。

人間ドック受診前に比べて生活習慣改善度が高くなっていた人は47.8%、変わらない人は30.0%、低くなっていた人は22.3%でかなりの差が生まれています(2021年7月調査時点)。[注6]

精密な検査を受けるまでは自分の健康状態について見て見ぬ振りもできますが、いざ人間ドックを受診して自分の健康度を数値化させられると危機感が高まり、生活習慣を見直すきっかけになっているのでしょう。

人間ドックは今ある病気を見つけるだけでなく、将来の病気リスクの低減にも役立つ一石二鳥の健康診断ですので、40代になったらぜひ積極的に受診してみることをおすすめします。

[注6]参照元:人間ドック受診者 における生活習慣 の経時的変化[pdf]

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みんなが気になる人間ドックのあれこれ

気になる病気から探す!
東京都内で受診できる
人間ドック施設3選

気になる病気や体調の不安を解消するためには、自分に合った検査内容が揃った人間ドック施設を選ぶことが大切です。
東京都内には、専門的な検査を受けられる施設がたくさんあります。
ここでは、会社指定の人間ドックではカバーしていない検査を受けられるおすすめの人間ドック施設を3つご紹介します。

遺伝や喫煙などによる病気
がん、脳卒中など

東京人間ドッククリニック

東京人間ドッククリニック

画像引用元:東京人間ドッククリニック
https://www.e-dock.jp/

おすすめコース

プレミアム人間ドック(全身MRI)

検査内容:基本検査、血液検査、腫瘍マーカー、胸部レントゲン、胸部CT、腹部エコー、胃カメラ、心電図、MRI(脳ドック)、内臓脂肪CT、全身MRIなど

検査へのこだわり

健康診断の胸部レントゲン撮影で完治できるうちに診断することが難しい致死率の高い肺がん。完治できる可能性の高い初期段階で診断できるよう胸部CTを標準検査にしている。

生活習慣が関与した病気
糖尿病、脂質異常症など

東京都済生会中央病院

東京都済生会中央病院

画像引用元:東京都済生会中央病院
https://www.saichu.jp/ningen-dock/medical-exam-center/about/

おすすめコース

メタボリックドック

検査内容:基本検査、アディポネクチン+インスリン採血、血液検査、胸部CT、腹部CT、胃内視鏡検査、上腹部超音波検査、肺機能検査、心電図、頚動脈超音波検査など

検査へのこだわり

治療に必要な知識習得のため、糖尿病教育入院を実施する総合病院が併設。検査結果によって生活習慣の改善が必要な場合でも医療の提供ができる

女性特有の病気
乳がん、子宮頸がんなど

東京メディカルクリニック

東京メディカルクリニック

画像引用元:東京メディカルクリニック
https://www.dock-tokyo.jp/

おすすめコース

プラチナレディースドック

検査内容:基本検査、子宮細胞診検査、マンモグラフィ検査、
乳腺エコー検査、心電図、頭部MRI、頭部MRA、
生活習慣病リスクAI検査など

検査へのこだわり

毎月、受診者を女性のみに限定したレディースデイを設け、男性と同じ検査フロアにならないよう配慮。また身体計測や婦人科の検査などは、女性の医師・スタッフが対応。

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【人間ドックについて】
人間ドックは、「自覚症状を持たない病気」や「将来的に病気を引き起こす可能性がある身体の異常」を早い段階で発見し、早期治療や予防を行うための総合的な検査です。
【人間ドックの費用】
クリニックで受ける人間ドックに関する検査は保険適用外となり、治療にかかる費用は全額自己負担となります。また、クリニックによってプランや検査数が異なるため費用が変動します。
【人間ドックにかかる期間】
提供しているクリニックや施設により、日帰りドック・1日ドック・2日ドック・1泊ドックなどさまざまです。実施している内容も異なりますので、詳しくは各クリニック・施設にお問い合わせください。
【副作用・リスクについて】
副作用やリスクなども検査方法によって異なりますので、不明点や不安な部分については、クリニックの医師に相談してから検査をご検討いただくことを推奨いたします。

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