60代女性
還暦を迎えるなど、大きな変化を迎える年代である一方で、知識や経験を活かして活躍する方も多い60代女性。60代女性が人間ドックを受けて、見つかりやすい病気や受けるべき検査について解説します。
60代女性が人間ドックで見つかりやすい病気
生活習慣病は女性よりも男性の方が多いと言われています。しかし60代になると疾患のリスクが高まっていくのは男女どちらも同様です。
- 生活習慣病
- 子宮筋腫
- 女性特有のがん
- 大腸がん
- 肺がん
- 心臓疾患
- 骨粗しょう症
人間ドックを受診するだけでなく、三大疾患であるがん・心臓病・脳卒中の発症を防げるように他の病気の併発を防ぐためにも人間ドックは不可欠です。
受けるべき検査
生活習慣病を検査できる基本的な人間ドックだけでなく、がん検診のPET検査などを行って全身のがんの早期発見に努めるとよいでしょう。多くのがんの発見に対して有効性が高いと考えられている検査を取り入れるのが望ましいです。
60代になると行いたい検査には、骨密度測定や動脈硬化測定などもあります。ホルモンのバランスが崩れることから、骨粗しょう症になっていないか確認できますし、心臓疾患のリスクも高まるため動脈硬化測定を行うと良いでしょう。
クリニックによっては女性向けの検査がセットになっている「レディースドック」というプランが設定されて場合もあります。女性特有のがんも検査できるプランやオプションでの追加がおすすめです。
病院の選び方
60代女性が人間ドックを行う病院を選ぶには、精密検査が実施できる病院なのかを基準にするのもおすすめです。例えば、レディースドックで婦人科の検査をしても、再検査は他の病院で受診するというケースもあるでしょう。もし婦人科も同じ病院で受診できるなら、その後の治療もスムーズです。
日本人間ドック学会が認定する「機能評価認定施設」は、学会が定める様々な審査項目をクリアしているので、実施している人間ドックの質が高いでしょう。また自宅から近くの信頼できる病院なら、普段から受診しているぶん選びやすいです。このように自分が受診しやすいというのも、病院選びの大切なポイントです。