脂質異常症
このページでは、ドロドロ血で脂質異常症になってしまう危険性と、基本検査の項目にある血液検査で診断できる人間ドックの重要性について説明します。
血液検査でわかる脂質異常症
人間ドックには血液検査が組み込まれています。
通常血液検査では、肝機能や尿酸値などを調べると同時に中性脂肪や総コレステロール値、HDLコレステロール、LDLコレステロールなどの検査が行われます。特に中性脂肪やコレステロール値の検査によって、脂質異常症の有無が診断できます。
脂質異常症は高脂血症ともいわれ、血液中の脂質が異常に高くなり血管の壁にへばりついて細くなってしまう病気を言います。通常はほとんど症状がありませんが、血液の循環が滞り様々な病気を引き起こす原因となりかねません。
血液検査の正常な数値の目安
血液検査の正常な数値は、およそ以下の通りとされています。
- 中性脂肪値…50~149mg/dl
(高トリグリセライド血症…150mg/dL以上) - LDL(悪玉)コレステロール…140mg/dl
(高LDLコレステロール血症…140mg/dl) - HDL(善玉)コレステロール…40mg/dl以上
(低HDLコレステロール血症…40mg/dL未満)
参照元:日本人間ドック学会
脂質異常症に注意すべき理由
脂質異常症は別名を高コレステロール血症または高脂血症、そして一般的にはわかりやすくドロドロ血といわれています。イメージとしては血液の中に脂が混じって粘っこくなった状態と考えるとわかりやすいですね。これらのコレステロールが血管の壁の内側にへばりつくと血管は細くなるだけでなく弾力性がなくなり動きが悪くなります。これが血液を全身に送る働きをしている動脈に起こるのを動脈硬化といいます。
そして動脈硬化になると、心臓が血液を送り出そうとしても弾力がない上に部分的に細くなって流れが妨げられているために血液の流れが滞ってしまいます。そうすると心臓はもっと血液を送らなければと過剰に働かなければいけなくなり無理をするようになります。また、場合によってはコレステロールが心臓の血管に詰まってしまうことも。こういったことが原因で狭心症や心筋梗塞などの重い病気を引き起こす原因となり得るのです。
ですから定期的に人間ドックで血液検査を受け、このようなコレステロールの異常を早期に発見し悪化するのを予防することが大切です。また人間ドックなら複数の検査を並行して行えるため、心臓の状態や血管の様子なども確認することができてさらに正確な診断を行うことができるといえます。
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