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がんドック

早期に癌を発見するための、がんドックを調べました。
高い確率でがんを発見するための設備・検査項目などにも触れています。

がんドックの検査項目と発見できる病名一覧

早期発見で治療効果が大きくかわる癌。がんドックの検査内容と発見できる病気一覧を紹介します。

がんドックを定期的に受診することにより、通常の健康診断では見つかりにくい部位のがんや、症状が現れる段階になると治療が難しいがんも、早期発見が可能になります。

特に、1975年から2020年にかけて、死亡数の年次統計が右肩上がりとなっている膵臓がん(※)のように、特有の症状が見られないために発見が遅くなりがちながんを早期発見するためには、がんドックの定期的な受診が現実的でしょう。

※参照元:国立がん研究センター がん情報サービス「がん種別統計情報 膵臓|5.年次推移(1975年~2020年 国立がん研究センター がん対策情報センターの資料を基に作成)」

がんドック各コースの検査内容(例)

下記の表は、がんドックでよくあるコースと、そこで行われる検査項目の組み合わせの一例です。クリニックによってコース名や検査は異なっているので、参考例としてご覧下さい。

検査名 全身がん
ドック男
全身がん
ドック女
3大がん
ドック
胃・食道
がんドック
肺ドック 肺・膵臓
ドック
消化器
疾患
経鼻内視鏡
大腸内視鏡
ピロリ菌
便潜血
胸部CT
胸部X線
呼吸機能検査
喀痰細胞診検査
心疾患 心電図
腹部 腹部CT
膵臓CT
乳腺検査 乳腺MRI
骨盤腔 前立腺MRI男
子宮・卵巣MRI女
一般検査 身長・体重・BMI・腹囲・血圧・視力・聴力・血圧脈波検査
血液検査 血液検査
腫瘍マーカー男性6項目
腫瘍マーカー女性7項目
腫瘍マーカーP53
腫瘍マーカー消化器
腫瘍マーカー3種
感染症3項目
その他 画像CD

見つけられる病気(代表的なものを抜粋)

  • 肺がん
  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 肝臓がん
  • 膵臓がん
  • 胆嚢・胆管がん
  • 乳がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 悪性リンパ腫など

がんドックの費用相場

人間ドックでは基本コースのオプションとして肺がんセット・肺がんドックなどが用意されていることがあるものの、全身のがん検査が1度に行えるがんドックを提供している医療機関は多くありません。

高度な検査による全身のがんドックを実施している医療施設の費用相場は、おおむね次のようになります。

  • 【がんドック(全身)の費用】10万円以上

参照元:MRSO

がんドックに使用する検査機器(例)

がんの検査では一般的にPET-CTが知られています。
PET-CTは1cmほどに成長した早期のがん発見に向いているといわれていますが、早期の胃がん・食道がんの発見には不向きです。

PET-CT以外で胃がん検査に使用されるのは、MRI、マルチスライスCTなどになりますが、特に有効なのは、内視鏡(胃カメラ)による検査と言われています。

参照元:国立国際医療研究センター病院

MRI(磁気共鳴画像)

磁気を利用して生体の断面画像を得ることができる装置のことです。X線を使わないため被曝の心配がないことが利点で、CTより鮮明な画像が得られることで早期に病変を発見することができます。

磁気を使用するので体内に金属が埋め込まれている場合は、撮影できないこともあります。MRIの原理を応用して体内の血管の様子を詳しく立体画像化することも可能で、これをMRAと呼びます。

CT(コンピューター断層撮影)

X線を全方位から照射して、体内を透過して検出器に集められたX線の情報をコンピューターで解析して断面画像を得る装置。本来は断面の平面画像を得る目的で開発された装置ですが、最近ではコンピューターの解析技術が進んだことによって3D画像化することも可能になっています。

初期のものでは検出器が1列しかなく撮影に時間が掛かることが欠点でしたが、近年になって4列、16列と複数の検出器をもつCTが開発され撮影時間も短縮できるようになってきました。検出器が16列以上あるCTを、マルチスライスCTと呼びます。

電子内視鏡

ビデオカメラを接続して、体内の様子をモニターに写して観察することができる内視鏡です。一般的に胃カメラとも呼ばれますが、上部から食道や胃を検査するものと下部から大腸を検査するものがあります。

胃カメラというと口からカメラを入れる経口内視鏡が一般的ですが、最近は痛みや不快感・嘔吐感が少ない経鼻内視鏡を備えた人間ドックも見られるようになりました。

気になる病気から探す!
東京都内で受診できる
人間ドック施設3選

気になる病気や体調の不安を解消するためには、自分に合った検査内容が揃った人間ドック施設を選ぶことが大切です。
東京都内には、専門的な検査を受けられる施設がたくさんあります。
ここでは、会社指定の人間ドックではカバーしていない検査を受けられるおすすめの人間ドック施設を3つご紹介します。

遺伝や喫煙などによる病気
がん、脳卒中など

東京人間ドッククリニック

東京人間ドッククリニック

画像引用元:東京人間ドッククリニック
https://www.e-dock.jp/

おすすめコース

プレミアム人間ドック(全身MRI)

検査内容:基本検査、血液検査、腫瘍マーカー、胸部レントゲン、胸部CT、腹部エコー、胃カメラ、心電図、MRI(脳ドック)、内臓脂肪CT、全身MRIなど

検査へのこだわり

健康診断の胸部レントゲン撮影で完治できるうちに診断することが難しい致死率の高い肺がん。完治できる可能性の高い初期段階で診断できるよう胸部CTを標準検査にしている。

生活習慣が関与した病気
糖尿病、脂質異常症など

東京都済生会中央病院

東京都済生会中央病院

画像引用元:東京都済生会中央病院
https://www.saichu.jp/ningen-dock/medical-exam-center/about/

おすすめコース

メタボリックドック

検査内容:基本検査、アディポネクチン+インスリン採血、血液検査、胸部CT、腹部CT、胃内視鏡検査、上腹部超音波検査、肺機能検査、心電図、頚動脈超音波検査など

検査へのこだわり

治療に必要な知識習得のため、糖尿病教育入院を実施する総合病院が併設。検査結果によって生活習慣の改善が必要な場合でも医療の提供ができる

女性特有の病気
乳がん、子宮頸がんなど

東京メディカルクリニック

東京メディカルクリニック

画像引用元:東京メディカルクリニック
https://www.dock-tokyo.jp/

おすすめコース

プラチナレディースドック

検査内容:基本検査、子宮細胞診検査、マンモグラフィ検査、
乳腺エコー検査、心電図、頭部MRI、頭部MRA、
生活習慣病リスクAI検査など

検査へのこだわり

毎月、受診者を女性のみに限定したレディースデイを設け、男性と同じ検査フロアにならないよう配慮。また身体計測や婦人科の検査などは、女性の医師・スタッフが対応。

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【人間ドックについて】
人間ドックは、「自覚症状を持たない病気」や「将来的に病気を引き起こす可能性がある身体の異常」を早い段階で発見し、早期治療や予防を行うための総合的な検査です。
【人間ドックの費用】
クリニックで受ける人間ドックに関する検査は保険適用外となり、治療にかかる費用は全額自己負担となります。また、クリニックによってプランや検査数が異なるため費用が変動します。
【人間ドックにかかる期間】
提供しているクリニックや施設により、日帰りドック・1日ドック・2日ドック・1泊ドックなどさまざまです。実施している内容も異なりますので、詳しくは各クリニック・施設にお問い合わせください。
【副作用・リスクについて】
副作用やリスクなども検査方法によって異なりますので、不明点や不安な部分については、クリニックの医師に相談してから検査をご検討いただくことを推奨いたします。

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